予防歯科
歯科予防に対する国民の意識が世界一といわれるスウェーデンでは、80歳の方が平均20本の歯を残し、国民の90%が定期検診やクリーニングを受けています。
一方日本では、とても残念なことに80歳で残る歯が平均8本、予防診療を受けている人はわずか2%。いかに予防が大切かを、この数字がはっきりと表しています。
当院の予防プログラム
当院では、いつまでも健康な歯を保つことができるよう、3カ月~半年に1回程度の定期検診をお勧めしています。
当院の予防プログラムは、つぎの通りです。
妊娠中の検診
妊娠中はホルモンバランスが乱れるため、歯ぐきが腫れたり、歯肉炎を起こす場合があります。
また、つわりのために歯磨きがしづらくなり、虫歯になってしまうケースもあります。
安定期に入ってから、一度検診を受けることをお勧めします。
お子様の検診
「歯科検診は小学校に上がってから」と思われている方も多いのですが、実は乳歯が生えてきた頃からが、お子さまの検診適齢期です。
乳歯から永久歯に生え変わるまでの間は、特に大切な時期。定期的に歯科医院に通い、楽しい雰囲気の中で歯磨きの仕方をマスターし、フッ素を塗布しましょう。
虫歯や歯肉炎になりにくくなるだけでなく、歯医者さんが恐い所ではなく、楽しい所だという認識をお子さまが持つことができます。
成人の検診
現在日本の成人の80パーセントが歯周病といわれています。
歯周病はかなり進行しないと症状が現れません。
現れる症状は歯茎がはれたり、歯が揺れてくるといった症状が出てきます。
そうなると抜歯などが必要になってくることがあります。
歯周病は予防や適切な管理により進行させないことが重要です。
虫歯も小さい段階で治療することにより、歯を削る量も治療の回数も少なくすることができます。
義歯を装着されている方
義歯は土台とする歯が痛みやすいので土台にしている歯を守るためにも検診が必要です。
また、義歯はあごの骨が痩せてくることにより合わなくなります。
合わなくなることで、義歯が痛くなってきたり、壊れてしまうことがあります。
また、合わないことで支えている歯に負担をかけ、歯をなくす原因にもなります。
その為、定期的に調整することが必要です。